妙心寺について

妙心寺について

正法山妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山です。

インドの達磨大師さまから中国の臨済禅師さまを経て、妙心寺開山無相大師さまへと受け嗣がれてきた一流の禅を宗旨・教義としています。
1337年、95代の花園法皇さまの勅願によって創建された妙心寺の開山、無相大師さまの法流は四派に分かれ、全国3400ヵ寺に広がっています。
お釈迦さまを大恩教主と尊崇し、その教えを心にいただく禅の安心を求めます。
開山無相大師さまの最期の教え「請う、其の本を務めよ」と開基花園法皇さまの「報恩謝徳」の聖旨による仏法興隆を実践します。
自身仏を信じて坐禅に励み、足下を照顧しながら生かされている自分を感謝して、社会を心の花園と念じ和やかな人生を目指します。


妙心寺派の教え

生活信条

一日一度は静かに坐って 身と呼吸と心を調えましょう
人間の尊さにめざめ 自分の生活も他人の生活も大切にしましょう
生かされている自分を感謝し 報恩の行を積みましょう

信心のことば

わが身をこのまま空なりと観じて、静かに坐りましょう
衆生は本来仏なりと信じて、拝んでゆきましょう
社会を心の花園と念じて、和やかに生きましょう




妙心寺派管長よりご挨拶

妙心寺派管長 嶺興嶽


 この度、妙心寺派管長を拝命いたしました嶺 興嶽でございます。
 皆様のご厚誼をいただき任務を全うする決意をいたしております故、よろしくお願いいたします。
 この度の管長就任を喜び且つ心配してくれているのは師匠の元管長、松山萬密老師と両親であると思います。
 私は岐阜県の片田舎の小さなお寺に生まれました。終戦後食料難の貧しく苦しい時代に育ったはずですが、苦しい思い出は一つも無く、楽しかった思い出ばかりがよみがえってきます。苦しい思いをしたのは母であったと気付いたのは、私が壮年になった頃でした。母が二人の兄弟のために苦労を苦労ともせず、育ててくれた「おかげさま」だと深く感謝しております。「雲水さんの迷惑にならないように」が口癖で、何事につけても控えめでした。この母が亡くなって父母の恩を実感することができたような気がします。
 妙心寺派の教えに「おかげさま」という言葉がありますが、この五文字の中に大きな教訓が隠されています。花園会員の皆様と共に大切にしていきたいと思います。

妙心寺派管長 江松軒 嶺 興嶽 合掌