
栗原正雄
『万葉集』に大伴家持の歌で
うらうらに 照れる春日に ひばりあがり
こころかなしも ひとりしおもへば
という有名な秀歌があります。青い空に白い雲、緑の野原に雲雀が空高く元気に飛び上がっていく春ののどかな風景が目に浮かびます。しかし、こころが弾むような春日よりなのに、なぜ「こころかなし」なのだろうか?「こころうれし」ではないのかと学生のころは疑問に思いました。
山本盛徳
みなさん、おはようございます。今日は、「目に見えないところが大切です。毎日、感謝の心で暮らしましょう」というお話をさせていただきたいと思います。
お釈迦さまは、人は生れによって立派な人や、愚かな人になるのではなく、行いによって人は優れた人になり、劣った人にもなると教えて下さいました。まず今日は、この行いということについて、お話しさせていただきたいと思うのですが、いわゆる三つの行い(三業)ということであります。行いには、三つの種類があるというのです。
森山隆司
私たちの生活の中でのあたりまえのこととは何でしょう。あたりまえとは特別に意識をしなくても誰もが自然に行っていることです。ご飯が食べられること、呼吸ができること、眠ること、元気で過ごせることなどたくさんあると思います。その中のひとつの食事。自分の命を生かすために他のたくさんの命を食材として頂いている食事は、食事があたりまえに出来る環境に生かされていることは何よりも幸せで感謝すべきことだと思います。ところが豊かになりお金を出せば好きな物を手に入れることができるようになった日本では、食事ができることはあたりまえすぎて幸せだとは思えなくなっているのかもしれません。
グルメ番組や美食などの雑誌は相変わらず人気ですが、それは食事の大切さを示すものではなく他人より珍しく、美味しい物をたくさん食べるかということに関心を向けているように思えます。日本で1年間に発生する生ゴミは1,940万トンで、その内で家庭から出る生ゴミは1,000万トンだそうです。つまり食べ残しなどをふくめた生ゴミの半分は日々の生活の中から発生しているのです。残念なことに飽食の日本では自分の欲求を満たせば他の食べ物は捨ててしまい必要以上に命を無駄にしているのです。