
自分で希望して生まれてきた人はいない。性別だって時代だって国だって、そして、親も選べなかった。しかし、今あなたは生きている。幸せを求めない人はいない。では、幸せってどうなることだろう。あなたは一体どうなりたいと思って生きているのだろうか。
お金持ちになったら、有名人になったら、長生きしたらそれは幸せなことなのか。
次の詩は以前にお便りに掲載されたダスキン社長 駒井茂春さんの詩です。
〖生きることは、燃えること〗
一度限りの人生、なしくずしに生きていくのは、あまりに惜しい。
生きることは燃えること、人生に賭けることである。
自分だけのための、やりたいことをやる人生から、世のため、人のために何かを
貢献できることに、夢中になれる生き方を目指したい。
"一日一日今日こそは"と自分を偽らず、「今」を信じられる人生を送りたい。
今、どれだけの人が自分の人生に充実感をもっているのでしょうか。「人生に充実感」とは生きがいのことです。
親は選べなくても、性別・時代は選べなくても、自分が「どのような人生を歩むのか」ということは、自分で決める事ができます。
「生き方」として、妙心寺の開山、関山慧玄禅師は修行者に対して「その本を務めよ」と諭されていました。では「本」とは何でしょうか。
「本」とは、基本・本分または「なすべきこと」を表しています。
自分にとって「なすべきこと」とは何なのか、そのためには何をしなければならないのか、静かに坐って考えなければなりません。
希望して生まれた人はいません。みんないただいている「いのち」です。その"いのち"を輝かし使いきっていく。その使い方が人生です。
あなたは今まで、自分のためだけに使った時間と他人のために使った時間とでは、どちらが多いでしょうか。自分のためだけという生き方でなく、自分がまわりの人のお役にたっている、喜ばれる、期待されている。そこに生きることの充実感があると思います。
やり直しのできない人生、自分が「どういう人生を歩みたいのか」を考え、ひたすら、そして真面目に生きましょう。自分が輝いている、生きていることが楽しい、そう思える毎日にしたいものです。
池上 寬道